空耳「洋なし、むけよ!」の原曲は、ニルヴァーナの「スクール」
タモリ倶楽部の空耳アワーで「洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけよ 洋なし むけー!!」といいながらパソコンを叩きつける映像が話題となった曲は、ニルヴァーナの「スクール」で、アルバム「Bleach」に収録されています。
動画の2:00あたりから「洋なし むけよ…」を連呼しています。
「スクール」が収録されいてるのはどんなアルバム?
『Bleach』は、1989年にリリースされ、ニルヴァーナが注目されるきっかけとなったアルバムです。このアルバムは、シアトルのインディーズレーベルであるSub Popからリリースされ、その後、多くの音楽ファンや批評家によって高く評価されました。
アルバムに収録されている曲は、すべてバンドのフロントマンであるカート・コバーンによって書かれています。『Bleach』は、重く、暗い、荒々しいサウンドで、ニルヴァーナの代表作である『Nevermind』とは異なるスタイルを持っています。アルバムに収録されている楽曲は、グランジと呼ばれる音楽ジャンルのパイオニアとして、現在でも多くのファンに愛されています。
Nirvanaのアルバム「Bleach」全曲解説
1.Blew
アルバムのオープニングトラック。ヘヴィなギターリフが印象的で、シアトルサウンドの先駆けとなる曲です。『Bleach』のオープニングトラックで、Kurt Cobainによって書かれた曲です。この曲は、その暗い雰囲気と重いリフでバンドのサウンドを代表する曲の一つとして、多くのファンから愛されています。
2.Floyd the Barber
アルバムの2曲目。短い曲で、怪しげな雰囲気と曲調が特徴的です。歌詞は、『セサミストリート』に登場するキャラクターの名前が使われています。ンドのファーストシングルである “Love Buzz" のB面にも収録されていました。曲は、Andy Warholの映画 “Vinyl" の1シーンにインスパイアされており、アルバムの中でも特にブラックユーモアを感じさせる歌詞となっています。
3.About a Girl
アルバムの3曲目。軽快なアコースティックギターのイントロが印象的な、メロディアスな曲です。作詞作曲は、バンドのリーダーであるカート・コバーンが手がけました。アコースティックギターを中心に構成されたメロディックな曲で、『Bleach』の中でも比較的ポップな曲です。Kurt Cobainが初めて女性のために書いた曲で、彼がその後の作品で見せるような暗く重たいサウンドからはかけ離れたものとなっています。
4.School
アルバムの4曲目。ヘヴィなギターリフと、コバーンの切実な歌声が特徴的な曲です。グランジミュージックの代表的な曲とされている「School」は、フレーズを繰り返し、コーラスとギターソロで構成されたシンプルな曲です。歌詞は、Kurt Cobainが学生時代に体験したとされるスクールバイオレンスをテーマにしており、彼の若き日の怒りと無力感がそのまま表現されています。
5.Love Buzz
アルバムの5曲目。オランダのバンド、ショックイング・ブルーが1969年に発表した同名曲のカバーです。変拍子とパワフルなリズムが印象的な曲です。『Bleach』のセッションからはずっと前に録音されたこの曲は、バンドが初めてリリースしたシングルであり、地元のシアトルで大ヒットしました。
6.Paper Cuts
アルバムの6曲目。暗く重い雰囲気の曲で、コバーンの歌声がドラマティックです。歌詞は、軍隊や暴力について歌っています。重くて複雑なリフと、Kurt Cobainのシャウトボーカルが特徴的な曲です。歌詞は、孤独や自己嫌悪について語っており、バンドのサウンドとテーマについてよく表現された曲となっています。
7.Negative Creep
アルバムの7曲目。パンクロックの影響を感じさせる曲で、コバーンのスクリームが印象的です。歌詞は、コバーンが社会から孤立し、疎外感を感じていた頃の心情を反映しています。『Bleach』の中でも最も激しい曲の一つで、Kurt Cobainの破壊的なギターリフとスクリームボーカルが特徴的です。
8.Scoff
アルバムの8曲目。前半はゆったりとしたテンポで進むが、後半は激しいドラムとギターソロが特徴的な曲です。歌詞は、偽善や諦めを批判しています。「Scoff」という言葉は、「あざける」「嘲笑する」という意味を持ちます。この曲の歌詞も、自己嫌悪や孤独感が描かれていますが、同時に社会に向けた皮肉や不満が込められています。
9.Swap Meet
バンドによるフックの効いたギターリフが特徴的な曲。歌詞は、不安定で不安定な女性との関係に苦悩する男性の視点から書かれています。歌詞の中で"swap meet"という言葉が出てきますが、これはアメリカの蚤の市を指しています。この曲は『Bleach』で最も短い曲の1つです。
10.Mr. Moustache
この曲は、楽曲中で何度か繰り返される「Mr. Moustache」というフレーズが印象的な曲です。歌詞の中で"Mr. Moustache"という名前の人物について歌われています。歌詞は、この人物が「感情的に不安定で、周りの人々を混乱させる」人物であることを示唆しています。曲自体は、ニルヴァーナの他の曲と同様に、迫力のあるギターリフとグルービーなリズムによって支えられています。歌詞は、女性に対する暴力や虐待を批判する内容となっています。
11.Sifting
この曲は、ニルヴァーナが初めてリリースしたデモテープにも収録されていた曲です。「Sifting」は、不安定な感情を抱えた男性の視点から書かれた曲です。歌詞の中で、彼は「自分が何をしたいのかわからず、自分自身を見つけ出すことができない」と語っています。この曲は、ゆったりとしたテンポのバラードで、バンドの他の曲とは異なる雰囲気を持っています。
12.Big Cheese
この曲は、ニルヴァーナの初期のマネージャーであったジョナサン・ポンマンに対する批判を込めたものとされています。歌詞の中で「Big cheese」と呼ばれる人物が登場し、彼に対する不満や批判が歌われています。歌詞は、バンドがポネマンに不適切に扱われたと感じた経験に基づいています。この曲は、ゆっくりとしたリフと強いドラムビートが特徴です。
13.Downer
アルバムの最後を飾る曲です。歌詞は、自己嫌悪や孤独感、そして現実逃避について描かれています。短い曲でありながら、激しいギターリフと迫力のあるドラムビートによって、聴衆を引き込む力を持っています。歌詞は、抑圧された感情や孤独感に苦しむ人々への共感を表現しています。
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